ケータイ小説 野いちご

アンジュエールの道標

第1話
夢の終り



「……ん」



目が覚めたとき、あたしはソファの上だった。

勿論、『アンジュエール』の。

あたしが枕にしてた白夜さんはいなくて、目の前には、


「おはよう」


ニコリと笑う永久さん。

多分、いままでの事は夢じゃ無いんだと思う。

でも、


「ハル、は?」


ハルはどこに行ったんだろう?

白夜さんの後を着いて走って行ったけど……。


「ここだよ、万里」


目の前にいるのは、


「……誰?」


パンクな格好をした若い男の人。


「誰って、つれないなぁ」


なんて笑って、喉仏を上下させて……って。

えっ?


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