小学6年生の頃の先生は最悪だった。

宿題や教材を忘れると殴る。
問題が解けないと殴る。
たてつくと殴る。
給食を残すと殴る。

そんな人だった。

精神医学に詳しくなった今だから分かることだけど、
私はあの頃から会食恐怖症になったのだ。

給食が食べれなくなった。
家ではご飯が食べられるのに。

人前での食事が出来なくなった。

もちろん怒られた。
殴られた。

午後は気分が悪くなり、毎日保健室で寝ていた。

私はその頃から学校を休みがちになった。

それでも頑張って学校に行って、放課後部活に出た。
その時先生に怒鳴られた。

「お前は馬鹿か」と。

この一言で私は壊れてしまった。
積み重ねてきた全てが崩れて、全部が私を下敷きにした気分だ。

この日から私は一切学校に行かなくなった。

もちろん家族は怒り、関係の続いていた兄でさえ、
朝、学校に行く時間になると部屋の中で暴れ狂った。

私はもう、手が付けられない程狂ってしまっていた。