「ただいま~。」

「お帰りなさい~。」

ん?

この声は、ゆきらお姉ちゃんでも

雷姉でも、葵くんでもない。 

まさか…!

あたしは急いでリビングへ向かう。

「春姉!?」

「莉愛ちゃん、ひさしぶり~。」

そう、一人暮らし中の春姉が

帰ってきてたのだ。

「大学の夏休みって9月くらい
じゃなかったの?」

「そうよー?でも、帰れないから
今の内にって!」

ふわふわしてて、優しい春姉。

相変わらずかわいいっ…。