彼氏。留衣の部屋。 季節は、夏。しいていえば夏休み。 セミがうるさいし、夏だから暑い。 そんな中。 私たちは何をしているのか... 「ちょっ!ちょ、留衣近い!」 「んふふ(笑)そう?」 「むしろ暑いんだけどっ」 「ねえ、茉妃瑠…」 「駄目!ちゅーは駄目!」 「…チッ」 「チッ、って! いま勉強中だから駄目!」 「俺は勉強より茉妃瑠が良い」 やめて下さい。 子犬のような瞳で私を見るのは。