ケータイ小説 野いちご

天使がくれたもの(全編公開にします)

第1章:居場所
不安の渦

――1週間後。

リビングで、舞は美衣子の姿とテルオの姿ばかり目で追っている。

まったく目も合わせない不自然な2人に、どうしても何かを感じてしまう。


「舞っ、プリクラちょうだいよ。あ、手帳も見せて!」


そんな彼女に話しかけるのは・・・木村幹。茶髪のロングヘアが似合う、可愛いというよりは綺麗の二文字が似合う女の子。


「今日、なんか元気ないでなぁ?・・・何かあったん?」


幹の隣で明るく声をかけるのは・・・太田雪菜。ぽっちゃりとした白い肌に、ちょっぴり意地悪そうな瞳の女の子。

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