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それから無事みんなに雅樹との交際を発表して、冷やかされながらも祝福され……





私達はとても充実した日々を送っていた。






みんなの前では相変わらず『馬場』と『倉本』で呼び合ってたんだけど、ついうっかり柚の前で『雅樹』って呼んじゃって冷や冷やして……





でも優しくて口の堅い柚は、それをみんなに黙ってくれていた。






そんな出来事があっても、うちらの仲は更にヒートアップするばかり。





デコメ送り合ってるし、会えば必ず抱き合ってディープなキス。





付き合う前のクールな態度の雅樹からは考えられないくらい、甘い言葉とキスをくれるんだ。










「…あかね、もっとこっち寄って?」



「雅樹…?」



「もっと…あかね……」



「あ……」






抱き合って、くっついて、キスをして。





私、今、二人きりの雅樹の部屋でこんなコトばかりやってる。






ドキドキしてる…。






何とゆうか、心地よい甘さも感じて、このまま二人だけの世界で溺れていたい。





舌までベッタリ入れられた長い長いディープキスの後、雅樹は私を真剣な目で見てきた。