「さて、メシも食ったし遊びに行くか!!」
 「うん!!」
 朝食を終えて今朝エルに言ったことを皆に伝える。
 「何処に行きたい?」
 皆で議論している時に電話が鳴り響いた。
 「はいもしもし榊原ですけど?」
 「あ、もしもし優くん??さくらだけどー♪」
 「さくらさんですか?どうしたんですか朝早くめずらしい。」
 この電話の主は桜並さくらさん。俺らが通う朱雀学園の学園長だ。
 「今年の能力測定優くん達早くやろーと思ってね♪今からこれるかな?」 
 なぜ俺らが春休み中に能力測定を行うかだって?
 それは…俺らの能力が「異端」だからだ。
 俺らが通う朱雀学園では異能な能力を持つ人が集まる学園だ。
 そこでは普通じゃできない特殊な仕事を単位としている。
 入学してすぐにその能力の測定を行うのだが、俺ら榊原家の住人は皆きちがいな能力を持っている。
 だから休みの中安全を確認して行うのである。