外は暗い闇に包まれた夜。



衣擦れの音。



壁には仲睦まじく重なるシルエットがスタンドの光で照らし出される。


俺は仕事に忙殺される毎日。


こうして、二人で愛し合えるのは久しぶりのコト。



「この小悪魔!!」


「うるさい!!とんま」


「俺は透真だ!!」


俺の腕の中に抱かれながらも毒舌を吐く俺の妻、美古。


俺も負けずと言い返す。