ケータイ小説 野いちご

貴方と貴女と私

思い出

あの、コンパから約1ヶ月。
またあのメンバーが集まった。



「うーん!!いい天気!」


「そーだね。」


「キャンプには少し、暑いような気もするけど…。」


私達はキャンプをしに、海に一番近いキャンプ場に来た。



「よし!!テントたてるか!!」


「「「うん!!」」」


「これ重い!!誰か手伝って!!」


「ハハッ!!それは、無理だよ、沙夜。」


「笑ってないで持って!!」

「ハイハイ。」



行動力あんなぁ。
翔矢は。



「沙夜、やっぱモテんね~?」


「ウンウン。羨ましいよ。」


「うん。そう…だね。」



男子みんなに囲まれてまるであの頃みたいに…。


「…か!蓮華!!」


「え!!」


「もー!!ずっーと呼んでんのに~!!」


「なに?」


「それ取って?」


「あ、うん。」



はぁ…私、何やってんだろ。

それからテントをたて終わってから、私達は海に向かった。



「キャー!!きれー!!ね?早く海に入ろ!!」



水着に着替えて休む場所を決めて、シートを敷いて海に入った。



「キャハハハハ!!ちょー楽しい!!」


「ウワッ!!つめて!!」


「やーいやーい♪」


「ハハッ!!私、疲れたから休む~♪」


「分かったぁ!!」



はぁ…。
やっぱ海はいいな…。


「んっ!!」


「冷た!!なに?」



後ろを振り向くと翔矢が私を見て笑ってた。
差し出されたのはオレンジジュースだった。
あの頃と同じ。
ただ違うのは…。



「あ、ねぇ蓮華。」


「ん?なに?」


「もしさ、願いが叶うなら何を願う?」


「え?何、急に。」


「いいから。」


「ん~。4年前に戻る。」

「……。俺は、好きな人と一生幸せに暮らすこと。」

「ふーん。その好きな人って?」


「ん?沙夜♪」



あっ…。
この優しい笑顔。
それに、この話。

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