えっ、えっ、えっ、えぇっ!!??
ちょこが見てたのって…梅ちゃんじゃなかったのか??!!



クッキー妹の爆弾発言に俺の脳ミソは大パニック。





「えっ…、だってアイツ梅ちゃんのコト……」


「だーかーらっ。
そこがそもそもの間違いのモトなんですってば!!ちょこセンパイが見てたのは佐藤センパイなんです。
梅星佐加美センパイではございませんっ!!」





キッパリと言い切るクッキー妹に俺の頭は更にパニくる。





「だって…アイツ梅ちゃんと一緒にいる時間多かったし…、練習の度に梅ちゃんのコトじっと見てるんだぞ!!??
勘違いもするわ!!!!!」





ワタワタしながら負けじと言い切るとクッキー妹はハァァ~と盛大にため息をつき始めた。




「鈍感もここまでくると、病気ですね…。」


「はぁ?なんかカチンとくる発言だな、オイ。」


「カチンときてんのはこっちです。
センパイ、よく考えてみて下さい。パス練とか相手がいなきゃ練習できないプログラムの時…、センパイがいつも組んでる相手は誰ですか。」







そこまで言われて。
鈍感な俺もアッと気がつく。