「花?
 もう空くんはいないんだよ?」

「やだ…
 なんで空、空は死んでなんかいないよ。
 だってまだ空の体あったかいもん!!」

「はなっっ
 もうっ空くんはこの世にいないの!!」

 そう私の彼氏だった武田空
 私の誕生日の日に会う約束をしていて
 来る途中に空は事故で亡くなった。
 ずっとずっと好きだった大好きだった
 家族になろってあの日言ってくれた
 なのになんで空どうして…。
 だけどもう空はいないんだね。
 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「はなっっ
 早く起きなさいよ!!」

 お母さんの声で目が覚める。
 私またあの日の事思い出して泣いたんだ…。
 鏡の前に立つと泣いた跡がのこっていた
 もう忘れなきゃ…。
 でもどうやって忘れればいいの?

「早く学校行きなさいよ
 遅刻するわよー」

「うんわかった」

 と言い私は制服に着替え階段を下り
 リビングに行と

「花は空くんのこと大好きだったもんね
 また泣いたんでしょ?」

 お母さんはよく空のことを知っている
 よくここで一緒にご飯も食べたりしてたよね

「ほら泣いたら花の可愛い顔が台無しよ」
 
 とお母さんは笑顔で言う
 それを見て私も笑った

「久しぶりに学校行くんだから
 あ、お母さんもう仕事行くわね」

「うん、わかった」

 そう私は空が死んでから一度も学校に
 行かなくなった。
もうみんな私の事忘れちゃってそう
 まあいいけど…。
 私は用意し学校に向かった。