「上手いよ、十分。」

「ははっ。・・・知りたい?」

「へ?」

「知りたいの?」

「・・・うん・・・?」

何故か疑問形になりながらアタシが答えるとルイはいきなり立ち上がった。

そしてニッと笑みを浮かべ、アタシに近づいてくる。

「え・・・?ちょ、何?」

一歩、また一歩とアタシの方へ足を進めてくる。アタシは慌ててしまい唐揚げの入ったお皿を小さなテーブルから落としてしまった。唐揚げが3つ転がる。

とうとうルイは目の前に来た。

「何・・・ぃ?ルイ・・・」

ルイはアタシの髪を撫で、じっと見つめてくる。

アタシは・・・ただ、ただ睨んだ。

やだ。ルイの事・・・嫌いになっちゃう・・・!!

「教えてあげるから、代わりに俺も3つお願いを聞いてもらおうか。」

「・・・はい?」

何言ってんの?

「交換条件さ。Are you OK?(君はOKですか?)」

「は?・・・え」

No! No!! No!!!でしょ?


「交換条件って、何?」