私は真梨花。

真梨お姉ちゃんの妹。

まあ、お姉ちゃんの欠けた部分の存在だけどね…。

私は幼い頃からお姉ちゃんといた。細かく言えば…お姉ちゃんの中にいた…が正しいかな?

そしてある時、私はある人に呼ばれた。

「真梨花。アナタにお願いがあります。」

「なんでしょうか?」

「真梨を…過去に飛ばすことにします。でも真梨は混乱するでしょう…だから真梨花が安心させてあげて下さい…。」

「それは…いい提案ですが…なぜ飛ばすのですか?」

「あの子は今の時代にいては、自分の身を自ら滅ぼそうとすると思ったからです。今の時代は、人との関係が浅い…だからあの子に色々と知ってほしい…約150年前なら、きっと大丈夫…そう思ったからです。」