《誰か…助けて…居場所がほしい…。》

少女がうずくまっている。

誰だ?どうして泣いている?

そう思っても声が出ない…。

《助けてあげて下さい…その少女を…。》

どこから現れたか女の人が立っていた。

変な着物を着た女の人…アイツもコイツも誰だよ。

《あの子を笑顔にさせて…あの子を救えば必ず…何かが返ってくる。》

あの子?うずくまっている少女を?

《お願い…。》

「夢…か。」

この夢を見続けて今日で4日目…。

「あの子って誰だよ…。」

変な着物…変な奴…意味わからねーよ…。

「土方さ~ん!」

総司こと沖田は返事を待たずに中に入った。