ケータイ小説 野いちご

君に恋する本の虫

〜本の虫は恋をしていた〜


寒空の下。


頬にあたる風は冷たく、まるでずぶ濡れのまま歩いてるみたいに身体はガクガクと震える。



今私は舗装されたばかりの道を中学校に向かって歩いている途中。


受験生は冬休みだろうが学校からの呼び出しはしょっちゅう。拒否権どころかその選択肢すら皆無。


あの図書館での出来事から5日。


私は図書館どころか天国にも足を踏み入れていない・・。


足が向かない理由はわかっている。



『あいつ』がいたら・・と思うからだ。



< 32/ 75 >