「ねえクレハこれで平気かな?」

「はい綺麗ですよ海音様!!」


その言葉に海音は表情を明るくさせて微笑むがやはりうろうろと動き回っている。


昨日から一夜明け今はロイスとの初対面の
為に支度をしたが…やはり緊張してハルウが
来るのを待っているのだ。


「海音?」

「ハルウっ」


ハルウの姿を見ると余計緊張が増したのか
暫しクレハに抱きつく海音。


「ほら…大丈夫だよ?」

優しく海音の手を取り幼子に言い聞かすよう
に話すハルウに少し頬を膨らますものの
緊張がほぐれたのかクレハに手をふり部屋を
あとにした海音。