ピピピピ・ピピピピ♪


携帯アラームの音が部屋に響く。
朝が弱い俺が、珍しく一発で起きるなんて…。


『………あ』


何故だろうと思いながら、起き上がろうとした時気付いた。


『七葉!』


七葉の足が俺の首の上にある。
あー、昨日遊びに来てたか。
そのままだったか…。


しっかし…、寝相悪すぎだろ…。
逆向きになるか普通?


『七葉、起きろよ』
「ん~……、あれ…大輔?」
『大輔だよ。お前また俺んちで寝てたの?』


目を擦りながら、起き上がった七葉。
大きく伸びをした。
まるでネコ。