ユリアナ教団の裏の顔とは――

武器密売、麻薬取引、臓器売買、その他さまざまな悪事において

取引を行う相手たち双方の間に入り

彼らの手助けをしているのである。


修道院の近隣にある礼拝堂とは別の、街なかにあるもう1つの礼拝堂において

これら取引における交渉、あるいは取引そのものが実施され

ユリアナ教団は、そんな彼らから多額の仲介料を得ているのだ。


教団の信者は、そういう仕事の顧客となっている者がほとんどであり

彼らにとって、教団は非常に利用価値の高い存在なのである。