あの屋上での出会い以来、私と森田くんは
日に日に仲良くなっていき、周りからも
関係を疑われるほどだった


私は森田くんの事が気になっていた


森田くんも私の事を気に入ってくれているようだった


でも恋愛感情とは違う何かだと思っていたんだ




でもそう思っているのは私だけだったんだ・・・


あの日も、私はいつものように森田くんと
授業をさぼって屋上でまったりしていた


またいつの間にか眠っていたようで・・・


なんか、手がほっぺに触れたような気がした。。。

と思ったら、唇になにか柔らかいようなものが当たった

いや、間違いなく唇だった・・・

今ここには森田くんしかいない

私はさりげなく目を開けた

そしたら、何事もなかったように森田くんがいた・・・

「よぉ!!お前ぐっすり寝てたなぁ!!
 でも、寝顔も可愛かったぞ!!」

「変な冗談やめてよ!!笑」

「冗談じゃない!!俺、前からお前のこと好きだったんだ」

「ごめんあたし・・・」

「お前、なんか悩み抱えてるだろ!!
 出会ったときから薄々気付いてた
 なぁ、俺でよかったら相談乗るから!!
 俺が三野の事守りたい!!だから俺に身を預けてくれよ・・・」


ここまで言われたのは初めてだった
私の心の闇に気付いてくれたのも森田くんが初めてだったんだ・・・

森田くんなら好きになれるかもしれない

「分かった。そこまでいうなら
 好きになるように努力してみるよ!!」

「まじで?ありがとう!!
 じゃあ、よろしくな!!」

「うん」

こうして私の森田くんの彼女としての生活が
始まった