ケータイ小説 野いちご

恋する乙女

恋の始まり

私の「初恋」なんていつの事だったか、あまり覚えていない。

なんせ、私は本当に小さい頃から恋をしてきたから。

初恋は。。。

確か、幼稚園の年少だった(と思う)。

そして年長ではまた別の子、

小学校で別々になり、小1でまた違う子、

その子が転校したのが3年生のときで、

それから5年生の真ん中あたりまで別の子を好きでいた

といっても、その間には何度も違う子達に惹かれてたりしたが。

 

5年生の2学期に、親の仕事で東京に転校になった。

なれない標準語、町並みや新しい学校・・・

何度も故郷に帰りたいと思ったものの、ムリな話。

慣れるということしか、道が無かった

無理やりにも、だんだん慣れてきたそんなある日、私は再び恋をした

その恋が、後に私を苦しめる恋だなんて、これっぽっちも思わずに。。。

相手は「西原直貴(にしはらなおき)」君。

同じクラスの野球少年だ。

休憩時間も、昼休みも、放課後も、

暇さえあれば、友達とはしゃぎながら外で遊ぶ

好きだという自分の恋心に気づいたのは、この前のサッカーの時間。

ボール系の遊びが大の苦手な私は、ボールに近寄らないように離れた場所に突っ立っていた

・・・はずなのに、なぜかボールが私の隣の男の子に回ってくる

うっそ!!

何と彼、私の存在に気付いてないようで、私の方向に蹴るつもりだ

ボン、バフッ

・・・・!!

蹴った「ボン」という音が聞こえ、反射的に目をつむる。

だがその後の・・・

・・・バフッ?

おそるおそる、目を開いてみる。

そこにいたのは


他ならぬ、彼の姿・・・―――――――――――

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