ケータイ小説 野いちご

学園奉仕活動


ゲリラ校内放送でアリスに謝った後、単体で突入してきたじろさんに放送室から引き摺り出された我ら、モモカイダは、その後の授業は真面目に―――まあ、聞いてはいないけど―――大人しく受け、昼休み、屋上でランチタイムと洒落込んでいた。








カサカサッ



カサカサカサカサ




カサカサカサカサ――――


「だあああああ!うるさいっ!なんだ、カサカサカサカサって!ゴキブリかてめえ!」


「いやっ、そんなこと言われても。開かへんねんて」

ゴリラは、袋に入った菓子パンを掲げて見せる。


「調子に乗って、菓子パンなんかに手を出すからだろ。いつもの様にバナナを食べろ、バナナを」


「いや、いつもバナナばかり食べてないし。てか、バナナ馬鹿にすんなっ!」


ゴリラは、そう言い放つと、再び菓子パンとの戦闘に身を置いた。


「そう言えば、あの後どうだったの?」

ゴリラと菓子パンの、一進一退の攻防戦に目を向けていると、ロピアンがおにぎりを片手に話し掛けてきた。


「どう言ってあの後が出てきたんだ?てかあの後ってなに?」


「いや、質問で返さないでよ。アリスちゃんどうだったの?」



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