「梓~、今日も寄るの~?」


「もちろん。寄らないわけがないし」


あたし、梓は学校1のヤンキーだったり


あたしの連れはそこまでヤンキーじゃない野々山玲


「梓も、彼氏作ればいいじゃん?」


玲には今年2年目になる彼氏が居る


あたしは高校入ってからずーっとヤンキー一筋


学校が終わるとあたしは必ず玲と一緒にヤンキーのたまり場に行く


そこは結構いろんな人が居る


あたしの髪は思いっきり金髪


ピアスだって付けたい放題


「ねえ、梓」


「あい?」


「ほら...またやってるよ」


「あ~、だね」


廊下を歩いてると、数人の男子が1人の男子を蹴ってる


周りはまるで避けるように逃げて行く


あらら~


悲惨ですね、今回は


「梓、助けてあげなよ」


「は?なんであたし?」


一切関係ないじゃん


別に知ってる人じゃないし


あたしに一切得ないじゃん?


「ほら、梓♪」


「.....」


玲の期待した眼差し