〜シェーナside〜


厚い雨雲で覆われていた空から、うっすらと一筋の光が射し込んだ。

その光であたしは目を覚ます。


「ウェイズ!」

ウェイズから強大な魔力を感じ、すぐさま駆け寄った。

「シェーナ!近…寄れるのか?」

頷くあたしを呆然と見るのはウェイズだけじゃなく、水伯様に風神もだった。


「シェーナ、見ていろ。」

そういうとウェイズは、こう唱えた。