〜悠都side〜


「行ったか…」

シェーナに街の人達を任せ、彼女自身もこの戦場から離すことができた。


「さぁ、始めようか。風の民達よ。」


ヒュ――ゥ

爽やかな風が俺の頬をかすめた。