「れ〜ん!帰るぞ〜」


「ほ〜い」


バタバタと帰る準備をして
奏翔の後を追う。


「ほんっと仲いいよね〜。あんた達」


「そんな事ないよ!じゃあね〜」

小学校から仲がいい佐野蓮見(サノハスミ)に大きく手を振りながら教室を後にした。


奏翔はやい!!
もう、いないし!

運動神経抜群の奏翔は
勿論、体育祭では必ずアンカーに選ばれるタイプ。
そんな奏翔を追いかけるのは
かなりの体力を消耗する。

運動が全然ダメなあたしは特に。
なんとかに追いついた頃にはもう、奏翔は靴に履き替えて待ってくれていた。

「もう、奏翔はやいよ!」

息切れしたのを落ち着かさせながら平然と立つ奏翔を睨み付けた。
「蓮のくせに生意気いうな〜!ほら、早く帰んぞ」