「話があるの」



次の日の朝。




あたしは那由奈ちゃんをあの時と同じ場所に呼び出した。



「何、話って」


あの時と変わらない表情に少しだけ怯みそうになるけれど。

でもぎゅっと拳を作って那由菜ちゃんを見上げる。




「那由奈ちゃん、あたしあの人と付き合う事になったから」