ベットに備え付けられた時計のアラームが鳴り響く。



私はアラームの音で飛び起きた。



「・・・」



隣には私の身体を添うように、背中を向けて眠る洋貴さん。


身体が上せて、そのままフカフカのベットに転がって私は眠ってしまった。


「あ、あのう・・・」


「…杏里も起きたのか?」



洋貴さんもアラームで起こされたのか目を覚ましていた。



洋貴さんは身体をクルリと半回転させて、天井を仰ぎ、起き上がる。



そしてベットのサイドテーブルに置かれた眼鏡を付けた。