泰志が寝てから、俺は病室を出て屋上に来ていた
屋上から見える朝日は、本当に綺麗だった
朝日が上がったところを見て、由輝にみんなで病院にくるようメールをした
そこで煙草を吸い、今日あったこと…最近の出来事などを思い返して整理した
それから、どれくらい経ったのか遠くからバイクの音がした
『もうそんな時間か…』
由輝はメールで、10時くらいに着くと言った
時計を確認すると、きっかし10時だった
『フッ…完璧すぎ…』
6時間も、此処に居たのか…
考え事をすると時間が早く過ぎるな…
そんなことを思いながら、煙草を消して泰志の病室に向かった
病室の前に着くと、要達と泰志が意気投合したような会話が聞こえた
病室に入るとすぐ、凄い勢いで隼が飛びついてきた
「海里っ…おはよう!!!」
『っ…びっくりした~』
『うわっ…!!!』
そのあと唯と暃鈩、そして侑まで後ろからくっついてきた
ぎりぎりのところで4人を受け止め、みんなに挨拶した
『みんな、おはよう。』
そんな海里の姿を見て、泰志や由輝達が驚いていたのは言うまでもない…
「「すっげぇ…」」←要・将斗
「「どこにあんな力があるんですかね…?」」←健堵・由輝
「っ…ありえねぇ…」←絖稀
「うわっ…前よりパワーアップしたなぁ~」←泰志