銀瑠のたまり場に着き、一番奥の部屋に入った


部屋の中は重苦しいピリピリした雰囲気だった


「…海里ッ!!!」

扉の近くに居た暃鈩が真っ青な顔で話し掛けてきた


『…竜也は?』

「隣の部屋…成さん呼んで診てもらったんだけど、まだ意識が戻ってない…」



『そうか、わかった…電話してくれてありがとな』

自分の怒りで荒れた心を見せないように隠し、安心させるように、頭をポンッと微笑みながら撫でた


『みんな…相手が見つかり次第、潰しに行く。それまで休んでろ。』

「でもっ…」

『大丈夫だ、竜也はそんなやわじゃねぇよ。』


そう言うと安心したような、そんな表情をして、暃鈩達は緊張の糸を緩めたようだった




『下の奴らにも、そう伝えろ。見張りは、一時間交代でやらせろ。』


「あぁ、わかった。」


そう言うと、将斗(マサト)は下に降りて行った



銀瑠の幹部は
総長   →俺(海里)
副総長  →竜也
情報   →由輝
特攻   →将斗
作戦   →暃鈩

っとこんな感じになっている


銀瑠も金鷹と同じくらい、みんな美形だ


でも、銀瑠の総長の素顔は幹部とチームの一部しか知らない


その理由は、いつも喧嘩のときサングラスをつけているから


どんな状況にいても、これだけはかかさずにやっている