ここは…どこ……?
黒いカーテンに黒い絨毯、黒いベッド、黒いソファー…。
全て黒で統一されている。
明かりはいくつかのローソクの火だけ。
自分の名前も、どうしてここにいるのかも分からない。
「目が覚めたのね」
『…………』
部屋に入ってきた女の人が近付いてきて、俺のいるベッドに腰掛ける。
「私はエリー。あなたのお名前は?」
『…分からない』
「そう…きっとここに連れてこられる前に記憶を消されてしまったのね」
記憶を消された?
エリーの言っていることが理解できなかった。
エリーは冷たい手で俺の頬に触れ、こう言った。
「では今からあなたの事をアッシュと呼ぶわ」
『アッシュ…』
黒いカーテンに黒い絨毯、黒いベッド、黒いソファー…。
全て黒で統一されている。
明かりはいくつかのローソクの火だけ。
自分の名前も、どうしてここにいるのかも分からない。
「目が覚めたのね」
『…………』
部屋に入ってきた女の人が近付いてきて、俺のいるベッドに腰掛ける。
「私はエリー。あなたのお名前は?」
『…分からない』
「そう…きっとここに連れてこられる前に記憶を消されてしまったのね」
記憶を消された?
エリーの言っていることが理解できなかった。
エリーは冷たい手で俺の頬に触れ、こう言った。
「では今からあなたの事をアッシュと呼ぶわ」
『アッシュ…』