俺の名前は桐田禀。




はっきりと言っておこう。




俺は男だっ!



もう一度言う。男だ!




「さっきからなに言ってんのー?禀ちゃん。」



「ちゃんづけすんなぁっ!」





おもいっきり飛び蹴りしてやった。



「ったいなぁっ!もー」



こいつの名前は伊崎一弥〈イザキ イチヤ〉。



優しい顔して実は悪魔・・・いや鬼。


恐ろしい奴だ。




「あいかわらずだなぁ。稟ちゃんは。お若いこと。」



「おまえまでちゃんづけか!?若くねぇよ!おまえと同い年だ!ばかやろー」



こいつは明音咲〈アカネ サク〉。名前は女みたいだが、男の中の男。のはず。



「・・・。おまえ、総長らしくないよな。」



このクールな奴は新橋空太〈シンバシ クウタ〉。



・・・・こいつは一番読めない奴。




「・・・空太。それ禁句だよ。」




一弥が笑いながら言う。





「確かに。まぁ、総長らしくないよな。」






「「「女顔だし」」」




「・・・おまえら。殴られてぇのか?」




きれいにハモりやがって!