「香乃子には、何てお礼を言えばいいか…」 「亜由美、オレにもだろ?」 「香乃子が、ユウに言ってくれなければ、取り返しのつかない事になってた」 「おい!無視するな!」 「私は、ユウに聞かれただけだから。それより、ユウと仲直りしなよ?」 苦笑いで手を振りながら、香乃子は走って行ってしまった。