「おーい、瑠璃さぁん」
いつものように机に伏してぼーっとしていると、玲奈の声とともに細長い紙が視界に入ってきた。
「東京ネズミーランド6名様ご招待券・・・って?」
「あんた、どうせ明日暇でしょ?」
「ま、そだけどさ。で、誰と行くわけ?」
私が当然の質問をすると、玲奈はニヤッと何かを企んでいるような顔をして、答えた。
「私と瑠璃と智也と由理香とひなたくんと、もちろん桐生❤」
「ま、要はうちと桐生をくっつけるためにグループデートしちゃおうぜ☆大作戦ってわけね」
納得。
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