翌日、二人は雨童とであった住宅地に来た。昨日とは違い、空はカラッと晴れている。 「あれ?雨っこどこだ?」 言乃は思わずケイトを凝視した。 「雨っこってどんな呼び方ですか、もう。」 「神様じゃないかもなんだろ?だったらいいじゃん。」 開き直るケイトをみて言乃はため息混じりにつぶやいた。 「ケイト君のそのあだ名のセンスはたまに疑いたくなるものがありますよ…」