「だって私」子供の頃から虐待を受けていて誉められたことなんてあるわけがなくて母親は虐待魔で父親はDV野郎でだけど虐待なんて言葉知らなくて同情の中には偽善と自己満足しかないことを虐待の意味と共に友達に教えられて理解した私は人から見た自分は可哀想な子のレッテルを張られていることに気が付いてしまってそれが嫌で厭で気持ち悪くてだけど少しでも救いを求めてしまって大人に頼ってだけど裏切られてその所為でもっと酷くなって痣だらけで血だらけで悔しくて子供も大人も自分も嫌いでだけど、

だけど。

そんなんじゃ生きていけないから、

「私は、こーんなに」
人に自分に嘘ついて。
演じて、騙して、偽って。


「幸せだもの」

春恵、正解だよ。

[美月]に、悩みなんて必要ないもの、あるわけない。
…そうでしょう?