次の日の晩――――

アタシ達は討ち入りの準備を

進めていた。

「おい美穂。」

「あ、土方さん……」

「もう大丈夫か?」

「はい!ありがとうございました」

「そうか…あぁお前は池田屋
へ向かえ。」

「池田屋……ですか?」

「あぁ長州の会合は池田屋か
四国屋と睨んでいる。
おそらく四国屋が本命だろうがな。」

「それでアタシは池田屋ですか?」

「あぁ池田屋には近藤さんが
10名ほど、四国屋には俺が
24名ほど連れていく。」

「わかりました」