日向はあたしのこと、馬鹿にしてくるけど


日向が住むか?


って言ってくれて、ホントはものすごく嬉しかった……




これからは、この家の家事を手伝うんだから、がんばんないとね!!




そしたら、朝食を作ろう!


「日向〜、朝ごはん作るから、キッチン借りるよ〜」



『いいけど、何もねぇぞ?』




「何もないって、そんな訳な……」









ほんとに、何もない……

入ってるのは、水とお酒とコンビニ弁当ぐらいで……


って未成年なのに……



「いつもどうしてるの?」


『コンビニ。』



………なんてこった。身体に悪いじゃん!!




「じゃあ、これからはちゃんとあたしが作るから!」


『おぅ、よろしく。じゃあ、後でスーパーにでも買い物行こうな』


「うん」






ってなわけで、結局コンビニ弁当を食べた




日向は、家族のことを、聞いてこなかった


その変わりに、いつも学校で話すような他愛のない話しをした



いつも一人で食べる朝ごはんは、何を食べてもおいしくないけど


今日は、日向と2人で食べた。


コンビニ弁当だったけど、それがとても美味しく感じた。