「誰だ!」

「狭山だ!」

「証拠は撮ったわよ!

観念しなさい!」


「先公が脅しか?

こんなんでビビるかよ!」


携帯を叩き落とす。

「あ!」

「ほらよ!」

携帯を踏みつけた。

「これで証拠はないよな?

まぁ、他の奴に言ったらお前もどうなるかわかるよな?」


「そんな脅しに乗るわけ、」

「石動を見捨てるのか?

教師ってのは薄情だなぁ。」


「この悪ガキめ。」

「教師が生徒に悪口言って良いのかよ?」



「教師だって悪口くらい言うっての。」

男の声が響く。

「あ?」


「よう。

石動、お前放課後に俺んとこに来いって言ったろ。

忘れたのか?」


「岡田先生。」


「まったく、弱い者をいじめるなど、愚かにもほどがありますわ。」


神宮寺も現れる。

「まぁ、馬鹿はしょせん馬鹿ね。」

「ちょっと、お姉ちゃん危ないよ。」


二月姉妹も現れる。



「狭山先生、大丈夫ですか?」

「ありがとうございます。

岡田先生、なんでここに?」


「寮長会議しようと思ったのに男子の寮長の石動が来ないんで、探しに来たんです。」

「奈都が石動が他の男子につれて行かれる所を見たからって言ったら、

イジメの定番は校舎裏ですから。」


亜紀が言う。