「うーん。いい天気!」


目が覚めてベッドから起き上がり、カーテンをサッと開ける。


その瞬間、太陽の光がサンサンと部屋に降り注いだ。


「結菜、起きた?」


「起きてるよ~今行く!」


下から聞こえるママの声に返事をして、階段を下りた。


私、中島結菜。


今日から大学生の18歳。


「結菜、ちゃんとスーツ用意した?」


「うん」


席に着くと、ママがサンドウィッチの乗ったお皿を前に置いてくれた。


「ほら」


「あっ、ありがとう。パパ」


オレンジジュースを私に差し出したパパは、リビングのソファーに座って新聞を読み始めた。