結局その日、海斗が溜まり場にやってくる事は無かった。



「忙しいんだろ…アイツも…心配すんな明日は会えるだろ」



豪はそう言って、あたしを家まで送り届けてくれた。



「ありがとう…また明日ね」



「あぁ…また明日なあやめ」



あたしの頭を撫でると、引き寄せオデコに口づけた。



「あっ……///」



この感じ似てる…あの人もよくオデコにキスしてくれたっけ。



「どうした?」



「なっ何でもないっ…また明日ね」



あたしは慌てて車を降りると豪に手を振った。