「奈央さん、おめでとうございます」

「よく、頑張りましたねぇ」

「これからも、街を守って下さい!」


看護師達の間、花束などを貰う。

念願の1週間が来たのだ。


「奈央、退院おめでとう」

「ありがと。麗」


麗が荷物を半分、持ってくれた。


病室を出ようとすると、

「あ、連…」

「よぉ」

携帯片手に、学校帰りなのか、制服を着崩し、バックを肩に下げた連がいた。


後ろから出て来た麗。


「……こんにちは」

「…どうも」


そう。
この2人は、何故か相性が悪いのです。