「う……」

目覚めると、そこは赤い絨毯がしいてあって、大きい窓があり、天井には、綺麗なシャンデリアがぶら下がっていた。あまりの豪華さにミキが驚いている。「なっななななななななんだよお!こっこっここぉぉ!えっ!えっ!ええ~!」そうミキが騒いでいると、

「失礼します。」という女の人の声が聞こえて、奥のドアが開いた。黄緑色の巻き髪に青い瞳の大人っぽい人だミキはとっさに「誰 何 何処」と質問した。すると女の人は「申し遅れました。私は魔王城に仕えるリースと申します。そしてここは魔界の魔王城でございます。あなたに魔王様が…」とその時さっきの男の子の声が聞こえた。「リース!それはオレ様が話す!」バサバサと背中に生えている黒い翼を使って、さっきの男の子が奥のドアから入ってきた。そしてミキに顔を近づけて言った。「慧之本ミキィ!貴様の力をこのライラ、オレに貸してくれエ!!!!」ミキは答えた。「え、やだ、めんどい」

………………………………………………………………リースとライラの心の声:(空気読めよ!!!!!!!)……………………ミキの心の声(は?なんでちが?ふざけんじゃないKYはどっちだよクソが(笑顔)) ……………………………………………………ライラ:「何で通じてる