ケータイ小説 野いちご

恋人ごっこ

love song
歌おう

「似合ってるか?」

彼は陽に当たると金色に光る髪を摘んで訪ねた。

そうゆうことを聞くの?

似合いすぎて素敵だ。

もともと鼻筋がスッと綺麗で整った顔立ちなのだ。
なんでも似合う。

以前の男らしいカッコつけなヘアスタイルから、可愛いらしさを得たようだ。

私の母性がうずき出す。

正直、これ以上、女をたぶらかす技を増やさないでほしい。


翔が遅刻して姿を見せるまでは、ハラワタが煮えくり返っていた。
苛立ちのあまり、白目を向く寸前になっちゃうくらい。

ランチ時に、幼馴染みから連絡が来てからずっと。



まあ、彼が遅刻して姿を見せてからというもの、胸がキュンキュンうるさいのはナイショ。

だから、ニヤけそうな自分を必死に押さえた結果、苛立ってみた。

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