私はトーヤにつけられたキスマークを部屋の姿見で見つめる。



 「……」


 私の胸元にクッキリと浮かぶトーヤの唇の痕。



 ポッ と全身の体温がいっきに上昇。



 何もなく無事に家に帰されたが…あれから私の頭の中は准斗ではなくトーヤのこと
ばかり考えていた。