「ここです。」

沖田が部屋の前で止まる。

「なんかすいません。
沖田さんのせっかくの一人部屋を邪魔しちゃって。」

智咲が沖田に謝る。

「いえいえ、こちらも嬉しいですよ。
一人部屋だと何かとさびしいんですよ。
これからよろしくおねがいしますね。」

「はい!
これからよろしくお願いします!」

これから頑張ろう、
智咲はそう思った。

ドタドタドタドタドタッ

男3人組がこちらへむかって
走ってくる。

丁度、大→中→小になっている。

一番おっきいやつが、大きい声で話す。
「おっきたーーくん♪
新しく入ったやつ、
どこ?
あ、こいつか!
沖田との手合せ、みたぜ♪
すごい実力だなぁ!
俺十番隊隊長の原田な!
今後よろしく!」

「・・・智咲です。」

「あっはっはっは!
女みてーな名前と顔してんな!
こいつ、女じゃねえのか?
だはははは!」

「あはは、
これでも男ですよ。」

智咲は苦笑いする。

中の男が言う。
「俺は2番隊の永倉新八だ。
よろしくな。」


小の男?は、少しというかかなりの女顔だな、
そう思った。
「僕は藤堂平助です。
八番隊隊長です。
よろしくおねがいしますね。」

藤堂は、幼げに笑う。

智咲はキュンっとなるのを感じた。


本当に男なのかな・・・



「はい。
3人ともよろしくお願いします。」