「智咲さん、流石です。」

そういいながら沖田は智咲に握手を求める。

智咲はその握手に答える。
隊士はうなだれていた。

「智咲さん、私とも手合わせお願いします。」
沖田が言う。

「絶対無理ですよ!!
私じゃすぐに負けるのは分かります。」

「そういわずに、1回だけ。」

「うーん、
一回だけなら・・・」

「ありがとうございます!
土方さん、もう一回お願いします。」

「分かった。
では、はじめ!」

沖田さんは予想以上に強いのは
雰囲気でわかる。
なら、さっさと終わらせよう。
長期戦は苦手だ。


タタタタタタッ

智咲が沖田に走りながら攻撃を仕掛ける。

「流石ですね。
でもちゃんと本気だしてくださいよ。」

「~~~っ」

難なくかわされる。

そのとき、智咲に異変が起きた。

ズキンっ
胸の辺りが、痛い・・・
そういえば、精神安定剤、
今日朝から一回も飲んでない…
飲まなきゃ…


そこから智咲は道場での沖田との
試合の記憶がない。