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「……海でも見に行くか」





なんの前触れもなく恭夜が
言った。





「え? 海っ!?」





「あぁ。

ちょうど横浜方面に
向かってるみたいだし。


つき合え、聖奈。

親が時間にうるさいなら
オレが電話してやる」





「いっ、いいよ、電話はっ」





そんなことされたら、
きっとうちのパパママは
驚いて卒倒しちゃう。





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