もう百合香泣き過ぎだから。




荷物はトラックに積み込んだ。





「未來本当にこれでいいの?東上は見送りに来てないよ。」





うん真ちゃんには明日引っ越すって嘘ついた。





だって見送りに来たら泣いてしまう。





又サヨナラ言うなんて辛すぎる。





この町で真ちゃんと出会えた奇跡、その奇跡を信じたかったけど、それも夢で終った。





私は名前のように未来に向かって歩く。





真ちゃんとの未来はなくても、大丈夫強く生きて行ける。





なぁ兄貴何処に行った、未來見送りに来るって言ってたのに。





高広さんには会いたかったな、私の未来を導いてくれた人だから。