「そろそろお前の親に連絡しねぇとな。携帯借りんぞ」


「へっ………?」





侠也はそう言ってあたしの頭から手を離して立ち上がった。



棚からあたしの鞄を取り出して携帯を探してるらしい。



鞄もちゃんと持って帰って来てくれたんだ。





って言うか……。


親に連絡するって……?