ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

美しい雨―キミの笑顔を見せて―

Chapter.9*告白*




あの日から電車で通勤することはなく、今も彼女は美雨を探しているのかわからなかった。


桜の季節は終わり、セミの声が響く暑い季節がやってきた。


7月――。


少し動いただけで汗が出て、滝のように流れていく。


節電のため、保健室はエアコンではなく、扇風機が回っていて窓は全開。


開けられた窓からは生暖かい風が入ってきて、余計に体調を崩しそうだった。


今日は1学期の終業式。


生徒たちにとって明日から楽しい夏休みだ。


夏休みで生徒が学校に来なくても教員は仕事がある。


夏休みだからって何も変わらない、いつもの生活。


車で家と職場を往復するだけ。





< 111/ 200 >